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トランスよりも危険なもの…それは政治家なんじゃね?という署名活動が登場w

photo by amboo who?

さて、今アメリカでLGBTをめぐるホットな論争の的になっているのが、「トイレ使用」です。

「女性や子どもを守るため」という建前のもとに、LGBT差別を禁止する条例を作ることが禁止されたり(ノースカロライナ州)、それに関連して、トランスジェンダーの人々が、出生証明書と異なる性自認に沿ったトイレ使用を禁じる例などが次々と問題になっているのです。

でも、実際には、トランスジェンダーの人々によって、トイレやロッカールームで女性や子どもを襲ったとする犯罪の報告はありません。

性犯罪は昔から起きているものであり、それは「トランスジェンダーの人々の権利を守ったから」起こったり、増えたりするものではないのです。

むしろ、実際に性犯罪の加害者となっているのは誰なのでしょうか?というと……。シスジェンダーの男性が圧倒的な多数です。

政治家の性的虐待

ちょうど、今話題になっているのが、デニス・ハスタート元アメリカ合衆国下院議長が、高校教師時代に未成年の少年たちを性的に虐待したことを認め、15ヶ月の禁錮刑を言い渡された事件です。その事件の一つはロッカールームで起きたということです。

ハスタートだけではありません。これまで何人もの共和党の政治家がこれまでに不適切な性行為でスキャンダルを起こしてきましたが、その舞台は多くの場合「トイレ」などの施設(参考記事)。

そこで、今署名サイト大手「Change.org」では、「子どもたちを守るために」政治家が連邦政府の所有する建物内でトイレに入ることを禁止せよ!という署名活動が行われています(笑)

 めちゃくちゃ念のため補足

この署名活動は、本当に政治家のトイレ使用禁止を目的としているのではなく、「子どもたちを守るために」という理由でトランスジェンダーが州政府の建物、及び公立学校内で自らの性自認に沿ったトイレに入ることを禁止するような法律が以下にアホらしいことを示すパロディです。